国際郵便だと関税がかからないって聞いたことがあるけど本当なの?
そいういう話はよく耳にするよね
答えは△!
関税がかからないんじゃなくて
スルーされている時があるのが答えかな
国際郵便は”特別な輸入手続”で輸入できるんだ
だから関税チェックついては制度上甘いのが実態
制度を知ることで安心して海外通販ができるようになるよ
国際郵便だと関税がかからないのか?
国際郵便の場合関税がかからない?
・国際郵便でも関税がかかる商品、金額なら関税は掛かる
・ただし関税のかけ漏れでかからないケースがある
国際郵便でも関税がかかる商品、金額の場合はもちろん関税がかかります。輸入者は配送時にその費用を払って輸入をしなければなりません。
ただし、輸入手続きの時に関税のかけ漏れあり結果的に関税がかからなかったケースがあるようです。
なぜ関税のかけ漏れがあるのか?
なぜ国際郵便は関税のかけ漏れが発生するのか
国際郵便は簡易な方法(特別な方法)で輸入手続きが行われているから
国際郵便の輸入手続きは特別な手続きです。
国際郵便は個人の小口の荷物が多く、なるべく手間をかけない通関制度が規定されています。もともと個人間取引などが想定され設計されていました。しかし、インターネットが普及し個人でも商用に負けない取引ができるようになった現在でもこの制度は改定されていません。
個人を含めた国際物流の取引の多様性や増大に対応できない簡易制度を使っているため課税漏れが発生しているのではないかとずいぶん以前から言われています。
国際郵便と国際宅配便の関税のかけ方
国際郵便と国際宅配便の関税のかけかた
皆さんが海外通販をされて商品が届く時”郵便局が配達してくれる場合”と”民間の宅配業者”が配送してくれる場合があると思います。民間の宅配業者はDHL、Fedex、UPSなどが有名ですがそれと提携している佐川急便など郵便局以外すべての業者になります。
国際郵便の関税のかけかた
国際郵便で輸入商品が届いた場合(商品代金20万円以下の場合)の手続き
貨物に添付されている内容品の明細(内容品告知書等)をもとに、税関職員が貨物をピックアップして課税判断が行われる
※貨物の一部しか確認できていない
国際郵便の課税判断は、税関職員が大量の個人貨物のなかで内容品の告知書をもとに課税価格を決める方法です。もちろん社会悪の確認などは別の方法で全件の確認がされていると思われますが、課税価格の確認は上記の一部抜粋という方法になります。
国際宅配便の場合の手続き
一方で国際宅配便での課税価格決定の手続きは
1.輸入者の代行で商品の取引明細を使って税関に全件輸入申告をする
2.税関はその書類をみて審査や検査をする
※貨物の全件が確認されている
1件1件すべての輸入取引に対し明細(インボイス)を基に税関に対し輸入申告を行います。
税関はそれを審査、検査する形です。貨物の全件にチェックがかかり更にダブルチェックもかかります。
税関職員には特に必要のない資格ですが、輸入申告を代行する行為は通関士しかできません。また代行した課税計算が間違っていることは輸入者の不利益にもつながる為、国際郵便にくらべると相当高い精度で課税/非課税の判断がされます。
この制度の違いにより”国際郵便だと関税がかからない”という嘘か本当か、微妙な噂が流れているのだと思います。
国際郵便の関税かけ漏れはどのくらいある?
国際郵便の関税かけ漏れってどのくらいあるの?
ということは気になる点ですね。しかし結論は
実態は分かりません”(-“”-)”
ここまで書いて・・大変申し訳ないですが実態を示す具体的な統計はありません。
実体験として国際郵便で届いた商品が課税されていなかった事もあります。
また、お客様からもこのご指摘はよくお叱りの言葉として受けます(守秘義務がある為詳しくかけませんが・・)
そしてネットの書き込みにも
同じ商品で前回は関税がかかって今回はかからない?
まったく同じ商品なのにEMSは関税がかからなかった
等の声は沢山あります。
結論としては
国際郵便の関税計算は制度の関係上国際宅配便より甘い
⇒関税かけ漏れの可能性はある
というところです。
はっきりさせたくないの?
うん、でも知らないでいいこともある..と思わない??
気になるのはお得に関税がかからなかった時のこと。ラッキー!で済ませていいのか?後から罰を受けないのか?とっても気になるところ。それについては次の記事を参考にしてください。
ラッキーでいいの?国際郵便で関税がかからなかった時どうする?
まとめ
国際郵便で届いた海外通販に関税はかからないのか
・国際郵便でも関税がかかる商品、金額の場合は関税はかかる
・ただし輸入の制度国際郵便では関税漏れ発生の可能性がある
・どれだけ漏れているのかの実態は不明