【一覧表あり】化粧品の個人輸入:何が化粧品に分類?輸入可能数量も!

海外通販の税関ルール
ミー哉
ミー哉

海外コスメを一度試してみたいにゃ。でも化粧品って海外通販で買うときには何か規制があるって聞いたよ。個人輸入はできるの?どの商品が化粧品になるの?海外通販で化粧品を個人輸入する時のルールや注意点を教えてほしいにゃ!

いろは
いろは

日本には化粧品を扱う為の規制があるよ。だから本当は簡単に輸入することはできないよ。でも個人で購入する場合の規制は緩和されていて海外通販を楽しめるんだ。ルールを理解して守ることで自分を守る事にもつながるからしっかり理解してね!

いろは
いろは

ネコが化粧・・?
つやっつやの毛並みになりそうだね・・

この記事では以下の内容が理解できます。

  • 化粧品の個人輸入ルールを理解できます
  • 個人輸入で輸入可能な化粧品の数を詳しく理解出来ます
  • どんな商品が化粧品として扱われるのか理解できます(一覧表あり)

規制を正しく理解し、日本で売っていないヨーロッパやアメリカの化粧品を、安価で質が良い韓国、アジアのコスメを海外通販で手に入れてみましょう。

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化粧品の個人輸入ルール概要

化粧品の個人輸入ルール概要

  • 化粧品は免許がなければ輸入不可能
  • ただし個人的に使用するものであれば1品目24個を上限に輸入可能

化粧品の輸入は薬機法により制限が掛けられています。そのため販売用として化粧品を輸入できるのは「化粧品製造販売業」「化粧品製造業」の免許を持った事業者に限られます。

ただし例外的に個人的に使用する目的で輸入する化粧品は、数量限定で輸入することが出来ます

個人使用で規制が緩和されている理由

1.1個人使用で規制が緩和されている理由

個人使用で規制が緩和されている理由は自己責任での購入だから。自分が使う事を目的に自己責任で買うのであればその分の規制はしません。というのが輸入できる理由です。自己責任とは薬機法から考えると以下の点が代表的な事になります。

化粧品を輸入する場合の自己責任について

国内で販売されている化粧品は、品質・有効性・安全性について十分に確認されています。また販売後もそれらが管理されています。それを適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害が生じた場合は、その救済を図る公的制度を受けられます。海外から輸入されて販売されている商品でも、日本の薬機法上の申請、許可を受けて販売されているものも同様です。しかし個人特例により輸入されたもので、健康被害が出た場合この措置の対象外となります。

化粧品は医薬品とまでいかないまでも医薬品に似たリスクがあります。リスクを理解し、価格だけでなく安全なサイトで購入するようにしましょう。リスクについては医薬品のページでまとめたものを参考にしてください。(リンク予定)

個人使用と認められるための注意点とポイント

1.2.個人使用と認められるための注意点とポイント

  1. 輸入者自身が個人的に使用する
  2. 転売、譲渡は禁止
  3. 他の人の分を纏めて輸入することは禁止
  4. 配送は自宅宛てに指定しておく

1.2.3については個人使用の絶対的なルールです。自己責任であるから規制が緩和されているのですからこれを破る行為は法令違反となります。

4.配送は自宅宛てに指定しておく

化粧品や医薬品を海外通販で買った際に受け取り場所を自宅以外に指定するとスムーズに輸入することができません。

化粧品の個人輸入の特例は個人使用であれば一定個数は免許なく輸入可能。そして輸入時に税関の確認を受ければ輸入可能。という2つの特例になります。税関では商品購入の明細(インボイス)を確認され、問題なければ購入者には何の連絡もなく輸入の手続きが終わります。

ただし、自宅以外の場所で化粧品を受け取る場合は厚生労働省へ申請し確認を受ける、と規定されています。その作業が終わった後、税関に申告をして輸入許可になります。厚生労働省とやり取りを行い、その結果を税関に連絡するとなると、かなり手間のかかる作業になります。よほどの事情がない限り自宅での受け取りをお勧めします。

化粧品を税関トラブルなく買う為の2つのポイント

1.3.化粧品を税関トラブルなく買う為のポイント

化粧品の個人輸入では個人使用以外にも以下の2つのポイントを押さえましょう。

化粧品個人輸入の2つのポイント
・化粧品はどのような商品が化粧品に定義されているのかを知っておく
・化粧品の輸入可能数量を細かく把握しておく

以下で解説していきます。

化粧品の輸入可能個数の詳細(個人使用)

化粧品の輸入可能個数(個人使用の場合)

化粧品の輸入可能個数(個人使用)A

・標準サイズで1品目24個以内(ただし以下の基準に従う事)


※「ブランド」「色違い」等、同種の商品を輸入した場合
同じ種類としてカウントされます
 合計して24個以内の輸入が可能

※異なる種類の商品を輸入した場合
 違う種類としてカウントされます
 それぞれ最大24個ずつの輸入可能
例)バスソルト、シャンプー、コンディショナーならそれぞれ24個でカウント

化粧品の輸入可能個数(個人使用)B

・小袋(60g/60ml以下)化粧品は120個まで輸入輸入可能 ※試供品、使い切りタイプ商品の想定(以下の基準に従う事

※ただし元々量の少ない
・ファンデーション類
・口紅、リップクリーム
・眉関係
・爪関係
・香水関係


の化粧品類は小袋タイプでも24個までになっています

上記が個人で輸入できる化粧品の数になります。かなり沢山の商品を輸入することができますので十分個人輸入を楽しめます。

次はどのような商品が化粧品類になるのか知っておきましょう。

化粧品に分類される商品一覧

化粧品に分類される商品一覧

種別品目名
1頭髪用化粧品類ヘアクリーム、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアスプレー、
ポマード、染毛料、髪油、スキ油
2洗髪用化粧品類シャンプー、リンス、トリートメント、髪洗い粉
3化粧水類一般化粧水、シェービングローション、アフターシェーブローション、
ハンドローション、日焼けローション、日焼け止めローション、オーデコロン
4クリーム類乳液、クレンジングクリーム、アフターシェービングクリーム、
ハンドクリーム、バニシングクリーム、日焼けクリーム、日焼け止めクリーム
5パック類パック用化粧料
6ファンデーション類固形ファンデーション、液状ファンデーション、クリーム状ファンデーション
7白粉打粉類ベビーパウダー、ボディーパウダー、クリームおしろい、
固形おしろい、粉おしろい、タルカムパウダー、練おしろい、水おしろい
8口紅類口紅、リップクリーム
9眉目頬化粧品類アイシャドー、アイライナー、頬紅、マスカラ、眉墨、アイクリーム
10爪化粧品類美爪エナメル、美爪エナメル除去液
11香水類一般香水、練香水、粉末香水
12浴用化粧品類バスオイル、バスソルト
13化粧用油類化粧用油、ベビーオイル
14洗顔料類洗顔クリーム、肌洗い粉、洗顔フォーム
15石けん類化粧石けん
16歯磨き粉歯磨き粉
1品目24個以内の輸入可能。少量(60ml/60g)以内のものは120個以内(ただし赤字のものは24個以内)

上記の表が化粧品のカテゴリーに分類される商品です。様々なカテゴリーのものがありますね。覚えるのは大変ですが化粧品に該当するカテゴリーについて詳しく知ってことで輸入時の税関トラブルの心配がなくなります。

また何が化粧品に分類されることを知るれば「転売」「譲渡」を目的とした輸入は、どの商品が違反になるのかを理解することができます。自分が国内のフリマで購入する場合にも役に立つ知識になります。

香水は航空貨物では危険品扱いとされ受託拒否をされる場合が多い商品になりますので購入時注意してください。

まとめ

化粧品の個人輸入ルールのまとめ

・個人で使用する場合のみ数量限定で化粧品を輸入できる
・転売、譲渡は禁止
・配送先は必ず自宅宛
・輸入数量は1品目24個までを基本に考える

ミー哉
ミー哉

かなり詳しく理解できたにゃ!

この記事を書いた人
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いろは

貿易のプロ【通関士】として20年のキャリアがあります。扱ってきた商品は数万件、数千種類以上。法人、個人事業主、個人通販すべて対応可能です。仕事以外で個人的に海外通販も楽しんでいます。最近個人の海外通販(個人輸入、輸出)が激増して色々な質問やトラブルが増えました。このブログでは個人の方が安心して海外通販を楽しめるように、規則、手順、安全なサイト、本物の商品の見つけ方を発信しています。個別の質問も受けてていますのでお問い合わせからメールしてください。匿名可能です。

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